かつては、ビデオを3、4本毎日寝ながら観て眠りについた自分ですが、もういまではすぐ寝てしまう、老人です。いまや、映画より海外ドラマが圧倒的におもしろい。つれづれなるままに、映画を語ります。
「西部劇論」は、草稿としては「季刊iichiko」で展開しましたが、文化論として仕上げていきますので、それはつらつらとかいていきます。「唐獅子牡丹と緋牡丹お竜」を2015.4に脱稿しました。
映画論は、さらに「007」論、そして「スティーブ・マクイーン」論をかいてみようと、文献をほとんど集めています。ロンドンのいきつけの3つの書店に映 画本が結構あり、もうつぶれてしまったのですがパリのカルチェラタンの隅にあった映画専門の古本屋で、またジュネーブに映画の専門古本屋があり、これらは いつもふらっとよってはかきあつめています。雑誌の映画特集としては、「フィルム・ノワール_「フリッツ・ラング」を編集しました。
◉わたしの映画論
ふたつ書き上げています。
❶「西部劇の文化学」(EHESC出版局)2008年冬。
❷「高倉健。藤純子の任侠映画と日本情念:憤怒と情愛の様式美」(EHESC出版局、2015.6刊行予定?)
原稿は2015年4月末で完成しました、理想型として資料映像写真がコマどりを分析したため非常に多くなって草稿を完成させました。しかし現行ではす べて載せる事が困難なようです。著作権法では、学術使用は容認されているのですが、映画研究に映像が自在につかえないという、とんでもない事態になってい ます。その調整をするのに、当分時間が係りそうです。国民がお金を払って映画をみたから、映画企業が成立している、その歴史的映像は国民の文化財産です、 作った者の側だけが独占すべきものではない、ここが未熟に分かられていないようです。雑誌の「高倉健特集」で、映像写真がほとんど使われていないのに気づ かれましたか?また映画論の本で映像が使われていないのは、著作権で使用料が1枚2万6千円(東映)だからです。これでは雑誌・本づくりで、破綻します。 著作権は大事な権利です、しかし、文化経済を活動させない構成になっているのはあきらかにまちがいです。映画研究は金儲けではない、文化生産として映画の 価値・意味を伝えるものです、それなくして映画を観るということは減少してしまうのは当然です、量ではない質の問題としてです。金儲けの映像使用と研究の ための映像使用とを識別しないと、映画会社自体が自分で自分のくびを締めてしまっている。使用一般の「社会規則」化と商品儲けとが合体した「経済活動」の 誤りが、ここでも見られます。映画論者たち、映画雑誌、映画出版のひとたち皆が頭をかかえています。映画文化の損害は、俳優や監督や脚本家、さらには映画 会社自体へと波及しているのが実際ではないでしょうか。
わたしの映画ベストテン
1.ニュー・シネマ・パラダイス
2.ワイルド・バンチ(サム・ペキンパー)
3.昭和残侠伝シリーズ(高倉健、全9作)
4.ブリット(スティーブ・マックイン)
5.みつばちの囁き
6.魚影の群れ(夏目雅子)
7.緋牡丹博徒(藤純子+菅原文太)
8.戦争の犬たち(クリストファー・ウォ―ケン)
9.スルース(マイケル・ケイン)
10.M★A★S★H(エリオット・グールドとドナルド・サザランド)
好きな監督
1.サム・ペキンパー
2.ブライアン・デ・パルマ
3.デルマー・デイビス
4.ヒッチコック
5.セルジオ・レオーネ
6.ジョン・スタージェス
7.フリッツ・ラング
好きな男優
1.スティーブ・マックイン
2.クリストファー・ウォ―ケン
3.マイケル・ケイン
4.リチャード・ウイドマーク
5.リー・マーヴィン
6.エリオット・グールド
7.ドナルド・サザランド
8.ジェームス・コバーン
9.ジョージ・C・スコット
10,高倉健・原田芳雄・松田優作
11.ウォ―レン・ウォーツ
12.ジャック・パランス
13.ロバート・ミッチャム
好きな女優
1.夏目雅子
2.藤純子
3.リタ・ヘイワース
4.カトリーヌ・ドヌーブ
5.ユマ・サーマン
6.フェイ・ダナウェイ
西部劇ベストテン
1.ワイルド・バンチ
2.荒野の七人
3.ワーロック
4.モンテ・ウォルシュ
5.キャット・バルー
6.ベラククルス
7.ウェスタン
8.シェーン
9.アラモ
TVドラマ・ベストテン
1.24
2.Lost
3.Fringe
4.シャーロック
5.バーン・ノーティス
6.NIKITA
7.パーソン・オブ・インタレスト
8.ダメージ
9.IRIS
10.ブラック・リスト